アマ王将巡り④ 10/1 東関東編

大会

大会前

山陰予選から二週間後。今回も当日入りは難しいので前日入りですが、経費削減の為に夜行バスで東京へ向かい、そこから電車で千葉に向かうことに。久しぶりに夜行バスに乗ったのですが、全然寝られずかなりキツかったです…(苦笑)

千葉に行く前に親戚の子達と会う為に神奈川へ。お年玉の前渡しの任務を無事に果たしました。久しぶりに中華街にも行けて懐かしくてよかったです。

千葉では駅前のホテルに泊まったのですが、近くのケバブ屋さんがあり、試しに買ってみたところ、非常に美味しかったです。

大会

さて、当日は会場で久しぶりに会う知り合い達と話をしたりして時間を潰しました。

東関東予選の参加人数は100名前後。一発トーナメントで、持ち時間は15分切れたら30秒でした。

1回戦は関東の方。戦型は相手のノーマル中飛車に居飛車穴熊。下図の△4四桂 から

▲6六角△5六桂▲2八飛△3五角 ▲8八金上が味良くはっきり優勢に。以下は▲8六香車が猛烈に厳しく、手堅くまとめて勝ちに。

味のいい金上がり

2回戦も関東の方で元奨励会三段の方。

1回戦が終わって横を見ると元奨三段同士で潰し合いをしており、流石関東、レベルが高いなと思っていたらなんとその勝者が自分と当たるようで驚いてました。

戦型は相穴熊に。

△7七角成に対して▲同 桂でしたが、これがほぼ敗着になりました。△3九角、▲7八飛 △7五角成で自然に急所に馬が出来ていきなり優勢に。お相手の方はどうやら△3九角をうっかりしていたようでした。

下図は終盤戦。△7四銀で楽勝だと思っていたのですが、ここからの追い込みが凄まじかったです。

ここで▲8四桂!が凄い勝負手。ただ、序盤の貯金が大きかったようでこの後も逆転までは至ってなかったようでなんとか勝利。ただ、もし互角の終盤戦だと確実に競り勝てないだろうなと感じた一局でした。

3回戦も九州方面の方。こちらも元奨励会三段の方で全国優勝の経験もあります。

実は過去に一度戦ったことがあり、その際にノマ三穴を指したのですが全く歯が立たず。当時の自分はノマ三穴ほぼ一本で戦ってたのですが、今のままの実力では勝てないと判断して、地力をつけるためにノマ三穴を封印して、相居飛車を指すようになったきっかけになった出来事でもあります。

戦型はノマ三穴の相穴熊。前回と全く同じですが、その当時より確実に今の自分の方が強く、今度は指し手について行ける、対抗できると思っていました。

下図で△1三桂が何度出たかわからない、お馴染みの手筋。以下▲2八飛△4一飛で千日手含みで待機しました。

本譜は▲1五歩△同 歩▲同 香と打開してきましたが、そこで△4六歩▲同 歩△3五歩が1五香車を狙いながら飛車を捌く手筋。

中盤からほぼ互角の展開が続き終盤戦。ここで△6八香が穴熊党の手。兎に角、金を剥がそうという手です。

下図の▲7九香車は玉形を強化しつつ7筋の攻めを見た攻防手。

ここで最善ではないのですが、△5八金が自分の成長を感じる一手で、▲同 金△同 龍▲6八金△5四龍と引いて相手の攻めを遠ざけて勝負を長引かせることに。

こういった指し方はむしろ元奨有段者の方が得意とされてる印象で以前の自分では指すことは出来なかったと思います。

そこからこちらに大きなミスが出てしまい劣勢の下図。

ここで▲9六香が敗着になりました。ここでは香車の代わりに歩を打つのが最善でした。本譜は△同 金▲同 銀△9七歩が厳しく、以下▲8六銀△9八歩成▲同 玉に再度△9七歩と叩いて▲8九玉△6六香で押し切ることが出来ました。

対局に勝てたことも嬉しかったですが、同じ戦型で成長を感じるような手を指してリベンジすることが出来て、過去の自分を乗り越えたような気がして二重に喜びを感じました。

ベスト16は関東の方。こちらも元奨励会三段の方で、なんと元奨励会三段の方と三連戦。流石に自分の運の悪さに苦笑いでした。

この将棋はこちらで紹介しており、残念ながら最後に頓死で負け。勝っていればベスト8はシードだったのでベスト4入りでした。

大会後

今回は代表はもちろん、ベスト4には入ることが出来ませんでしたがハイレベルで多人数の予選、更に厳しい当たりの中でベスト16まで行けて大きな自信になりました。それだけに最後の頓死は悔いが残ります。

帰りの道中の東京で仲のいい知人と美味しいハンバーガーを食べました。関東の方でも代表を取って活躍しているので、自分も全国に出てまた一緒にご飯行きたいですね。

帰りも夜行バスを利用。やはり寝られず・・・(笑)

体が若くないということがよくわかったので今度からは新幹線や飛行機を使います(汗)

今回の戦績

ベスト16

関西編へ続く

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