今回はノーマル三間飛車穴熊、通称「ノマ三穴」について書いていきます。
ノマ三穴はプロ棋士だと西川(和)先生、矢倉先生、今泉先生といった関西の先生がよく指されており、アマチュアだと遠藤正樹さん、山田敦幹さんが得意とされていました。
私もこの戦法は好んで指しており、特に後手番で千日手含みで指すことが多いです。
この戦法の特徴は何といっても玉が堅い。これに尽きます。四間穴よりも振り飛車の左銀の位置が玉に近いため、固め合いになっても堅さ負けしていないことが魅力です。
ただ、自分から先行していけるような攻撃力はないので千日手を厭わない、じっくり指すのが好きな振り飛車党には向いている戦法だと思います。また、指すうえでは振り飛車側は4三と、3四の地点を狙われることが多いため、その地点には注意が必要です。
残念ながら将棋ソフトにかけてしまうと、特に後手番の相穴熊では一時的に評価値-400ほどを示すことがありますが、工夫を凝らしていけば人間同士の戦いなら十分通用する戦法だと思っています。このブログでは持久戦をメインに、主に対銀冠と対穴熊において以下のような形を随時紹介していこうと思います。
相穴熊①
相穴熊②
対銀冠①
対銀冠②
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