その1の続きです。
目次について

本の目次はこのようになっており、ページ数の内訳は
- 第一章 対銀冠穴熊 約110P
- 第二章 対銀冠▲6六歩型 約120P
- 第三章 対左美濃+急戦 約70P
- 第四章 対天守閣美濃 約30P
- 第五章 対端歩打診 約70P
- まえがき、序章、コラム、あとがき 約10P
となっています。これを見てもわかるように本書では、対銀冠穴熊と対銀冠▲6六歩型を特に力を入れて詳しく解説しています。
勿論、ページ数の少ない章や節もしっかり解説していて、決して見劣りする内容にはなっていないですので、ご安心ください。
オススメの読み方・買い方①~しっかり読んで勉強したい方~
そして、いよいよ気になっている方も多い、本書のオススメの読み方・買い方の紹介です!ここでは主に6つのパターンを想定して書いています。
1.既にKindle Unlimitedサービスに加入されている方
まず、KindleとはAmazonによる電子書籍サービスです。
電子書籍は紙のように嵩張らないため、荷物にならないのは勿論ですが、事前に本をダウンロードしておけば、電子機器がオフラインでも読むことが出来るのも大きなメリットです。そのため、大会遠征のお供に持っていって読むのにも非常に便利です。
そして、Kindle Unlimitedとは電子書籍読み放題サービスのことで、月額980円で200万冊以上の電子書籍を読むことが出来ます。
残念ながら、最新の棋書は対象外なのですが、私と同じくアマチュアの方が出版した書籍だけでなく、少し前の「将棋世界」や定跡書、「名局集シリーズ」などはかなりの数読めるので、将棋界隈の方でもサービスに加入されている方はそこそこいると思います。
本書も読み放題の対象になるので、既に継続的にサービス加入している方はKindle Unlimitedで読むのが断然お得でオススメです。
2.本書を買う予定で、デジタル派の方
ご購入予定の方々、本当にありがとうございます。その中でもデジタル派の方は、電子書籍で買うのがおススメです。
その1でも紹介した通り、1,250円(税込)でページ数の割に安いのが一番のメリット。
また、「目次」という電子書籍ならではの機能もあります。

↑の画像のように書いてある目次を押すと、そのページまで飛んでくれます。
これを使えば、読みたいページまで何百回もスライドせずにアクセスすることや、読み終わった後に最初のページに戻すような事も出来るのでとても便利です。
3.本書を買う予定でアナログ派の方
次に購入予定なものの、電子書籍にはあまり馴染みがない方。そんな方にはペーパーバック版の購入がおススメです。
ちなみに、何を隠そう私も断然アナログ派。定跡書で勉強する場合は、(出来れば静かで畳の匂いのする落ち着く部屋で)正座して紙の本を片手に、リアル盤で丁寧に並べながら本を読みこまないと、何となくしっくりきません(汗)。電子書籍を書いている人間が本当に何を言っているんだ、って感じですが(笑)。
さて、ペーパーバック版の値段は2500円(税込)と同ページの市販の棋書よりは少しお高めです。
ただ、本書が約400ページという大ボリュームなことも鑑みると、ずっと画面ばかりを見ることで眼や脳に疲労が溜まる時もあると思います。そういったことを気にする方にも、ペーパーブック版は買う価値があると思います。
ちなみに、ペーパーバック版のサイズはA5の予定です。定跡書のサイズの主流の四十六判型よりは少し大きく、A5サイズは将棋世界と同じ大きさといえばイメージしやすいかなと思います。
オススメの読み方・買い方②~試しで読んでみたい方~
次は本書に興味を持ったけど買うか悩んでいる方。以下のケースに当てはまる場合は無料や100円以下で読むことが出来る可能性があります。
4.まだKindle Unlimitedに加入したことない方
まずはKindle Unlimitedにまだ加入したことない方。そんな方にはKindle Unlimitedの初回登録者限定での30日間の無料体験がおススメです。期間内であれば月額料金を払っているユーザー同様に読むことが出来ます。
ただし、指定の期日までに解約しないと契約更新で翌月の月額料金がかかるので要注意です。
5.過去にはKindle Unlimitedに加入していたけど、現在は解約されている方
また、過去にKindle Unlimitedに加入していたものの、現在は解約されている方にもお得なチャンスがあります。
Kindle端末やFireタブレットを買うと3カ月無料といったプランがあったり、他には対象者のみですが、2~3カ月間を99円で利用出来るキャンペーンを不定期にしているようです。
こちらのサイトが、そういったKindle Unlimitedのキャンペーンなどについて、特に詳しく書いていたので、もっと知りたい方は合わせて読んでみてください。

ちなみに、私は今はKindle Unlimitedにサービス加入していませんが、初回登録30日間無料体験と二ヶ月99円プランの両方を利用したことがあります。どちらも色んな本がスマホ一つで読めるのが新鮮で非常に楽しかったです。
そのため、本書だけでなくKindleに興味があるけどまだ使ったことがない方は、この機会にお試し利用してみてください!
6.そして、お試しで本書を読んで気に入ってくださり、今後も読んで勉強したいけど、Kindle Unlimitedでは他に読みたい本が特にない方。
こういった方は2や3のパターンのように、本書を個別に購入するのがオススメです。
他には、例えばですが・・・県予選を勝ち抜いて、数か月先にある全国大会で本書を読んで勉強した成果を活かしたいような方。
このような方であれば、二ヶ月間Kindle Unlimitedに登録するだけでも合計1960円なので、電子書籍版1250円(税込)を購入した方が短期間で見ても少しお得です。勿論、長期的に読み返したい場合はもっとお得になります。
棋譜ファイルについて
本とは別にnoteにて、棋譜ファイルを販売しようと思っています。金額は一冊分で500円です。なるべくわかりやすいように、ファイルは各章の節毎に分けた形にします。
こちらは本と合わせての購入は必須ではなく、より読むのを楽しんだり、勉強しやすいための追加コンテンツといった立ち位置のつもりで、今回は試験的に販売してみようと思っています。
では、どういった方に購入をオススメしたいかといいますと、
1.リアル盤と駒を使わずにPCやスマホの棋譜入力アプリで並べながら、本を読みたい方。
→例えば、外出先で手元に盤駒が無く、手順を頭で並べるのが苦労する場合。そういった時にはこの棋譜ファイルをクラウド上に保存しておくなどして、別ウィンドウでアプリを立ち上げてファイルを読み込むだけで、直ぐに手順を再現出来ます。こうすることで実際の手順を目で追えるのでより読みやすくなります。
2.複数箇所の手順について、将棋ソフトを使用して水面下の変化を深堀りしたい。また、気になる変化の評価値を知りたい方。
→特に高段者になっていくほど、定跡書を読む際には解説手順を批判的精神で見るため、「ヤラセ」に疑い深いと思います。そういった方々にとって、直ぐに自身の手元にある将棋ソフトで納得行くまで精査出来るはメリットだと思います。
・・・ちなみに、私はこの棋譜ファイルを入力して作成するのに合計で約4時間掛かっています。
変化や本構成を把握している著者自身が入力してこの時間なので、初見の方が自力ですると更にかかると思います。気になる変化が1つだけなら、自分で手動で打ち込んでも数分で済みますが・・・全部とは言わずとも、複数箇所ある場合でも結構大変なのは想像に難くないです。
この辺りは個人の価値観ですが、地道な入力作業が苦手な方は「時間をお金で買う」ために棋譜ファイルの購入がオススメですね。
コラムについて
本書では各章の合間にコラムを計4つ差し込んでいます。
自己紹介も兼ねて、私が将棋を始めた経緯や成長過程の話や、三間飛車穴熊を知ったきっかけも書いています。
これらのコラムを読んでいただければ、私が何故ここまで三間飛車穴熊に強い想いを持っているかを知って貰えるかなと思っています。(特にコラム3と4)
私にとって学生名人全国優勝&プロ公式戦出場という悲願と、三間飛車穴熊というエース戦法の存在には切っても切れない縁があり、そして何よりも挫折と成功のストーリーがありました。
私と同じように将棋が好きで、少しでも強くなりたい!と思っている方にはある程度共感して貰えるエピソードばかりだと思っていますので、読んでくだされば、嬉しいです。
最後に・・・
長々と書きましたが、本書が三間飛車穴熊の世界をより深く知るきっかけになれば、筆者としてはこの上ないと思っています。
発売後も皆様どうぞよろしくお願いいたします!
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